がんになって

食道がんの闘病記

患部に手を当て、がんに愛を送る

 患部(みぞおちの当たり)は、常に痛にます。患部に手を当て「食道がんさん、愛しています」と3回いいますと、痛みは和らぎます。毎夕、行う催眠療法(CDを聴きながら30分)の時も、痛みは和らぎ
心も穏やかになります。食事は、食べ物を口に入れるたび「食道さん、お願いします」、食道を無事とおると「ありがとうございました」と声をかけながら、厳粛な時間です。食べ終わるとどっと疲れて、ソファで10分ほど横になります。そうしながら、がんは今のところ、小康を保っています。

がんと診断され半年

 3月中頃、がんと診断され半年。胸につかえた食べ物は、食道さんによくにお願いしているお陰様で、何とか食道を通ってくれています。食べる量は、1/3程度ですが、食べられるだけありがたいです。
一口の噛む数は70回以上、どろどろにして静かに飲み込む。食道を通り過ぎると、食道にお礼をいい、次を口にする。宗教行事のような厳粛な時間です。この状態が続くことを祈ります。

食べる前、食道にお願いして

 物をたべたとき、みぞおちの辺りで閊えることがあります。閊えるとトイレへ駈け込み、数回吐くことになり、閊えが取れず、一食、食べられないことっもあり、体重は56キロから51キロに減りました。
 食べても、閊えないように、食べる前、「食道さん、これから玄米ご飯を食べます、どうか閊えないように、食道を通過してくれますように」、とお願いします。食べ物を一口、口に入れる毎に、お願いしています。そうしますと、不思議に、何とか胃のほうへ落ちて行ってくれます。一食わずか8口の玄米と3品のおかずを食べるのに、40分ほどかかります。
 食べる量は、通常の食事の半分程度ですが、時間がかかっても、食道に、よくお願いしながら、がんと共存しながらの、生活を楽しみたいと思います。